関東大学リーグ戦1部の優勝争いをかけた大事な一戦が、10月31日、ニッパツ三ツ沢球技場にて行われる（14時キックオフ）。流通経済大学ＶＳ大東文化大学の一戦。

　昨年はお互いの持ち味が激突した好ゲームになった。前半からトライを奪い合い、24－21と大東文化大学がリードして前半を終えたが、後半に入ると流通経済大学のスクラムが試合の優劣を左右。一方的に流通経済大学が得点を重ね、49－29で勝利を挙げた。

　今年の流通経済大学は4戦全勝でこの試合を迎える。昨年からレギュラーをつかみ、成長著しいSH 黒木 大貴（くろき だいき）選手、SO 東郷 太朗丸（とうごう たろま）選手のハーフ団が攻撃的な姿勢でゲームを組み立てる。

　「昨年を経験して、よりゲームへの理解力が深まった。それが試合の中で生きている」と流通経済大学・内山 達二 監督。

流通経済大学　ＳＯ 東郷 太朗丸 選手

流通経済大学　ＳＯ 黒木 大貴 選手

　縦突破に優れ、パスも出せるNO８ジョージ・リサレ 選手、激しいプレーが魅力のLO タウムア・ナエアタ 選手、狭いスペースも一気に抜き去る瞬発力が特徴のCTB テアウパ・シオネ 選手と留学生たちの個性も違い、出場するメンバー編成によって、攻撃の比重も変わってくる。また、FBとしてレギュラーを獲得している桑江 健一郎（くわえ けんいちろう）選手は長いキックと、豪快なカウンターアタックが見所だろう。

　大東文化大学　ＳＨ 小山 大輝 選手

　大東文化大学は中央大学戦を落とし、3勝1敗。優勝するには負けられない戦いが続く。こちらも、SH 小山 大輝（こやま たいき）選手、川向 瑛（かわむこ えい ）選手のハーフ団が素早い判断力で攻撃を組み立てる。特に元U20日本代表の小山は持ち前のスピードに加え、ディフェンス力も高い万能タイプ。ただ、大学随一の決定力を持つWTB ホセア・サウマキが怪我で離脱中なのは痛い。

　FWは元U20日本代表のFL／NO8 長谷川 崚太（はせがわ りょうた）選手のラストイヤー。攻守ともに信頼できる選手で、核となる。サウマキの離脱で、留学生枠２は、双子のLO タラウとNO8 アマトのファカタヴァ兄弟が先発予定。2人とも195㌢近い大型選手で、前に出る能力は高い。

　ＣＴＢ等で活躍するクルーガー・ラトゥ 選手は、元日本代表シナリ・ラトゥ氏の長男

「大東大はラインブレークできるXファクターがたくさんいるチーム。しっかりとディフェンスしないと危険だし、相手のスコアを抑える試合をしたい」と流通経済大学・内山監督。

　関東大学リーグ戦ＢＩＧチーム同士の楽しみな結末はいかに！？

是非、ニッパツ三ツ沢球技場で、観戦ください！！！

2015年度　関東大学リーグ戦の試合結果は、以下で確認できます